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現在、日本には600か所以上の児童養護施設が存在し、約25,000人のこども達が暮らしています。その内の半数以上は何らかの虐待を体験したことのあるこどもです。現在、そのうちの78名(定員)のこどもが、一宮学園で生活しています。
当学園はこの数年間で小規模グループケア化を進め、定員も152名から130名、更に104名へと減らし、現在は78名となりました。
現在も施設機能の地域分散化、ケア単位の小規模化、本体施設の高機能化に取り組んでいる最中です。本体施設の小規模グループケア化に加え、令和元年9月1日には同じ町内に地域小規模児童養護施設を2ユニット開所しましたが、元々の規模の大きさ故に、小規模化への移行作業は困難を極めています。それでも、より良いケアを目指して職員一同頑張っております。
わたしたちの願いは全てのこどもたちが幸せに暮らせる世界の実現です。ただ、現実の世界を見回すと、それはまだまだ遠い未来の夢の中の世界なのだと思わされざるを得ません。
わたしたちは、学園で生活しているこどもたちが無事に巣立ち、施設で生活していたことを理由にしたどんな不利益をも受けることなく、自立した大人に成長出来るよう、共に歩んでいきたいと考えています。
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Philosophy
一宮学園 基本理念
こどものしあわせ
こどものしあわせとは、周囲からあるがままの自分を受け止められ、愛で満たされることだと私たちは考えます。時に間違いや失敗をしますが、それらを含めたすべての経験が、その子自身のかけがえのない成長の糧となると信じます。他の何物でもなく自分そのものが愛されているのだという実感の積み重ねの中でのみこどもの心は満たされ、ようやく自分自身を愛することができるようになり、そして、その延長線上にこそ他者を愛する気持ちも芽生えるのだと考えます。私たちは、こどものしあわせの実現にむけ、常にこどもと共に成長しあうおとなでありたいと考えます。
基本方針
(行動指針)
1.私たちは、子どもの利益を最優先に考え専門性をもって養育にあたります。
2.私たちは、思い込みや偏見をなくし、子どもをあるがままに受け止め、一人一人の子どもとその個性を理解し、意見を尊重しながら信頼関係を築きます。
3.私たちは、常に子どもと家族との関係を念頭に置きながら支援を行います。
4.私たちは、子どものプライバシーを尊重し、個人情報の保持に努めます。
5.私たちは、子どもへの差別と虐待を許さず、権利侵害の防止に努めます。
6.私たちは、常に施設環境及び運営の改善に努めます。
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